だんじりをひく
太田地区のまつりは、毎年10月の2週目の土曜日・日曜日と毎年決まっている。おまつりには各町のだんじりを村中ひく習慣があり、檀家参りをするのが困難なほど人が多くて大変にぎやかであった。
年々さびしくなっていくが・・・・
しかし、近年は、太田地区に住む人口の減少やら、子供の減少により年々寂しさが増してきている。5年ほど前だったら、午前7時ともなると大勢の人が出てだんじりを引く準備をしている人が多かったが、最近では午前7時頃だと本部の前にこそほとが集まっているが、それ以外のところはほとんど人を見掛けない。
宮入が始まるまでに・・・
だから、檀家参りをだんじりの宮入(各町のだんじりをお宮さんに入れる)が始まる午前10時までに終わるように組む。そういう組み方をすると檀家参りに時間帯をできるだけ早くしたり、当日の檀家参りに訪れるおうちを前の日参るなどの工夫をしてその日を迎えるようにしている。
だんじりが動けば・・・
なぜ、そいう事をしなければならないかと言えば正敬寺のはす向かいが太田八幡宮で地域のだんじりがすべて集まると同時に人も集まって来るからである。むろんこの日は村の中はだんじりが動いている時間帯は車は通る事ができない。
人と人が力をあわせて
従って私は村の外れの檀家さんに頼んで車を置かせていただいている。そうしないと買い物にも行けないからである。そうはいっても、人と人との関係が年々希薄に逢ってきている昨今で、おまつりなどを通して地域の人たちが協力し合って一つのことをやっていくことに大きな意味があるように思う。