お寺と神社の違いは何ですか?
お寺にお参り来られた方から「お寺と神社はどう違うのですか」という質問を受けました。確かに知っているようで意外と知らない事柄かもしれません。
これは簡単に言えば、別の宗教であり、お寺は仏教で神社は神道です。お寺(仏教)では仏様をお祀りし、神社(神道)では神様をお祀りしています。
仏様と神様の違いは?
また、お寺と神社の違いは?となると、仏様と神様の違いは?という話になると思います。それでは、仏様と神様はどう違うのでしょうか。一般的な話では、仏様とは、もともと普通の人が行 (ぎょう)を経て悟りを得た人のことで、「めざめた者」という意味です。それに対して、神道の神様は、悟りを得るために誰かが修行をしたという訳ではなく、自然現象など、超人的な存在に対する畏敬の念を表した存在です。ですので、仏様と神様はまったく別の存在ということになります。
それでは、場所や建物としてのお寺と神社はどう違うのでしょうか。お寺は、信仰の対象として仏像が安置し、その教えを説いたり、崇拝するための建物と言えます。一方、神社は神さまをおまつりする建物で、教えを説くというよりも神さまに対する崇敬の念を大切にする建物だと言えるでしょう。
神社とお寺を取り違えるほど 一般の市民には お寺の存在の影が薄くなってしまっているのかもしれませんね。
中には昼間でも 門前に矢来を置いて入ってお参りができなくなっているお寺さんがあったり。
お寺の良さって 人気(ひとけ)があり 血が通った感じのあるところであるはずなんですけれどね・・・。