当寺院では、「ロッカー形式」の納骨堂を採用しており、
お寺で日々、お勤めをしています。

大阪のロッカー式納骨堂

納骨スペース

納骨堂といっても様々な形式のものがあります。豪華な仏壇型のものや、タッチパネルや専用カードを使う自動型なども御座いますが、当寺院では、もっとも一般的なロッカー形式の納骨堂を採用しております。

もっと豪華なものや、電動式のものでは、
どうしてもそれなりの価格になってしまう。
その点、ロッカー式なら少ない負担で利用してもらえる。

また、シンプルな方が、停電時でも被害がなく、機械のメンテナンスも不要なので、余計な負担をかけずに済む。

以上のようなことを考えると、長く使うには、結局この形式がいいのではと思いました。

また、過度に豪華である必要はありません。

大きく立派な方が、確かにいいような気はしますが、
浄土真宗は阿弥陀様を本尊とする宗派です。
すべての人が、等しく すくわれていく 教えなのです。

納骨スペースの本尊、阿弥陀如来様について

納骨スペースには、阿弥陀如来像を安置しております。

阿弥陀如来様は、全ての人々をお浄土へとお連れくださる仏様です。
その すくい は摂取せっしゅしてすてざれば・・・」と表現されています。

この「摂取」という表現はピンとこないかもしれませんが、

「ひとたびとりてながく捨てぬなり」「もののぐるをはへとるなり」とも表現され「一度すくい取れば、もう二度と捨てることはない。もしも仏を信じられないと背を向けたとしても、追いかけてでも、しっかりと救い、決して見捨てることはしない」という意味です。

だから、死後の人生も安心してお任せできるのです。

その他、納骨堂の詳細は、こちらにすべて書きましたので、必用な方は、ご確認ください。

納骨堂設置の理由

最近、従来型のお墓の代わりに、納骨堂に納骨されるという方が徐々に増えてきたと感じていました。
実際、朝のお参りなどをしていて、ご門徒さんからお墓や納骨堂のことを尋ねられることも以前と比べ増えました。

お墓が管理出来ない。
田舎から大阪に出てきて、お墓がない
あまり費用をかけられない
親のお骨を家に置いたままになっている
どこか、いい納骨先はないだろうか

みなさん、同じ様な悩みをどこかに抱えているようです。
確かにお墓のことは、ご先祖様から、両親、そして将来的には自分自身や子供にも関わって来るので、慎重にもなりますし、考え出すときりが無くなってしまうものです。

当寺院の納骨堂にも、様々な理由から納骨される方も増えてきました。
今の時代には、墓石より安価で管理しやすい納骨堂が合っているという方も多いのでしょう。

この納骨堂の特徴は?

各スペースは、もちろん鍵がついていて、
一つのスペースには、4体分のお骨が納められる様になっています。

そして、納骨壇の真ん中には、
阿弥陀如来像が安置されておりますので、そこにお参り頂けます。

また、お花の交換や掃除、朝のお参り等は、
こちらでさせて頂いています。

お墓の掃除をお任せしても問題ないのですか?

ロッカー式納骨堂

このような疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
確かに、自分の手でお墓を掃除するからこそ、ご先祖様も喜ぶ…

という感覚は、とても良くわかります。

ですが、問題はありません。

お墓とは本質的には、掃除に行く場所では無く、
お参りをし、手を合わせお念仏を申し、仏縁を頂く場です。

そういった意味では、納骨堂もお墓も同じものです。
大切なのは、お参りに行くこと、そして仏縁に出遭うことです。
(正敬寺では、年に一度納骨法要を行っていますので、その際にでも、お越しになられれば良いかと思います。)

また、お墓の管理がしんどいという理由の中に、

「こまめにお墓参りに行けない」
「掃除が出来ない」

というものがあります。特に、最近では、真夏の炎天下がつらいですね。

高齢者の方に多いですが、お墓参りに行って、体調を崩される方もいらっしゃいます。
そういったことを考えても、室内でお参りをしてただける納骨堂は利点になるものだと思います。